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「もしかしたら、できるかも....」を伝える表現者

第50回記念ゲスト・矢方美紀さん

4月20日の第50回cafe会ゲストは、声優・アーティストとして活躍されている 矢方美紀さんをお迎えしました。

大分県出身で、17歳で SKE48のオーディションを受け、合格。その後13年間名古屋で活動され、現在は東京を拠点に声優・俳優・アーティストと、幅広く活躍されています。 そんな矢方さんは2018年、25歳のときに乳がんが発覚。手術、抗がん剤治療、放射線治療を経験されています。一度は仕事を辞めることが頭を過るも、治療と仕事を両立され、現在も素敵に活躍される矢方さん。そんな矢方さんに当時を振り返ってご自身の経験・想いをお話していただきました。

芸能の仕事・転機に乳がん発覚

 

アイドル志望ではなかった矢方さんは、たまたま福岡県で開催されたAKB48の握手会に参加した際、アイドルの親近感やライブのパフォーマンスを体感し、SKE48として活動されます。その後、以前からの夢であった声優・アニメのお仕事にシフトすることを決断。そんな転機に乳がんが発覚します。 芸能の仕事をあきらめかけましたが、当時の主治医から「仕事はやめなくても、治療しながら仕事を続ける方もいる」と言われたのをきっかけに、治療と仕事を両立することを決意されたそうです。

視野を広げるには、一人の時間も大切

 

がんを経験されて以来、将来のことを意識するようになり、周囲で話題に上がる出産・結婚・恋愛の話は、当時の矢方さんには遠く感じたそうです。 もともと映画を見るなど、一人の時間も大切にされていた矢方さんは、できないことを責めるのではなく、これまで以上に視野を広げ、出演するラジオ番組で、美術やアート等のご自身の「好き」を発信するスタイルへとシフト。現在は「『できない。。。』で終わるのではなく、『もしかしたらできるかも?』を伝える」ことを意識されているそうです。 最近では、独学で製作、7年の歳月をかけ完成したSFストップモーションアニメの「JUNKHEAD」をみて、「独学でも素晴らしい作品ができる!!」という点に感動・背中を押されたそうです。

現在とこれからの活動について

 

活動の拠点を、東京へ移された理由。そこには、声優として活動したい、という強い想いがあったそうです。「先の保証はないけど、それでも自分の『幅』を広げたくて東京に移りました」と語る矢方さん。今後は、年齢や病気に捉われない「表現者」としての活動を大切にされるそうです。

Café会参加者からの質問コーナー

 

参加者や運営スタッフからの質問コーナー。参加者の方から病気を公表された経緯や想い、治療後の選択についてなど、当時の心境を振り返りながら答えていただきました。他にも、現在発信する際に気にかけていること、病気を経験されてからの心境の変化などの質問にも丁寧に答えてくださいました。病気以外のお話では、猫好きな矢方さんならではのお話も聞けました (•ω• ฅ)ニャー♡

上段中央が矢方さん。声がとても素敵でした(*´∀`*)ウットリ