がん患者さんSTORYS〜がん患者さんのリアルな体験談を　大公開〜

『え、、私ががん？』 そんな現実からいきなり突き落とされたような 感覚から、

必死で終わりの見えない大海原を自己流で漕ぎ続けた。

誰もいない暗い海で、漕ぎ方も分からずに、 無我夢中で。 沈まないように、早く進むように。

疲れても手だけは止めずに、雨が降ったら雨宿りをしながら、

この航海は終わらないんじゃないかな… と不安に打ちのめされながら。

そしたら、誰もいないはずが、 よく見たらボートを漕いでいる人がまだいた。

後ろ振り返ったら、漕ぎ方慣れた私がいつの間にか追い抜いていた人が

漕げずに焦っていたり、手が止まってボートの中で泣いている人もいた。

かと思えば、良いルートを見つけてスイスイ漕ぐ人もいた。

『私だけじゃなかったんだ』

これが、どれだけチカラになることでしょうか。

時にがん経験者のストーリーは、気づきとなりキッカケとなり、勇気になります。

がんでググれば、 ネットやTVは悲しいニュースばかり。

「ただ元気な人と出会いたかった」

そんな当時の思いを6年越しに実現。

今を強く生き抜くがん患者の軌跡が、 私達の心を鮮やかに、一筋の光を見つけることでしょう